日曜日。
前日の天気予報によれば午前中の早くから雨になるようだ。
早起きできればお山の川へ行くつもりだったが、案の定…。
よし。気を取り直して、犀川だ。
川面を流れる桜吹雪。風流ですな。
さて、桜はともかくサカナの反応がない。
雨がパラパラ落ちてくる。
やめ時か、とクルマに戻りかけると日が射してきた。
もう少しやれってことか?
見渡すと、遠くに見えていたエサ釣り師がいなくなっている。
あそこだけ叩いて終わりにしよう、と少し遠いが河原を歩く。
途中、ギリで渡れる流れを歩き、これを書いている今は太もも筋肉痛。
到着。うん、良いね。流れが強く深い。
対岸に投げたミノーが表層流に飲まれないよう、
なだめすかしながらできるだけ深くを泳がせる。
テンションをかけつつラインを出せるベイトリールは便利だな。
すると流れのど真ん中で、ゴンゴンッと強烈なヒット!
重い引き、水面に上がってこない。
ひとまずドラグを良い感じに調整して、
周囲を見回すと上流が少し浅くなっている。
時間をかけてジワジワと上流へ誘導してランディング。
タイトルで言ってしまっているのでアレなんだが、岩魚だったよ。
丸々と太った47センチ、犀川の岩魚はひさしぶりだ。
ランディングしてすぐに撮った画像のうちのひとつ。
立派な尾ビレだが回復中に見えなくもない。
そして口周りの傷とエラブタの小欠損。
どこか養魚場でも脱走して回復中だろうか?
それとも放流されて数年経ったのだろうか?
撮影していたら頭上で犀川モーキン(別名:トンビ)が旋回を始めた。
ヤバいヤバい。
バイバーイ、どうか元気に生き延びてくれ。