ととや@信州安曇野

信州周辺のトラウトルアーフィッシングなど

ランディングネット製作

こことここにこの形状が欲しい

花梨瘤材グリップの進捗状況はこんな感じ。ところで、例のこの自作治具なんだけど、つくった時は「なんて便利なものをつくったんだろう」と自画自賛して、以来、機嫌よく使っていた。しかし、徐々に不満が出てきたんだよね。そして、最近は改善案が具体的に…

寒中粗削り

午前中に屋外作業を進めて粗削りまで完了。今日はここまでだ。寒くって手が動かねえ。 本日の道具たち。最初に完成形状をイメージしながらナイフで少し削り、その後はサンドペーパーでガシガシ削る。ナイフはモーラのウッドカービングナイフ。これは本当に使…

大晦日のランディングネットづくり

年末のあれやこれやが完了したようなので、仕掛中のまましばらく中断していたランディングネットの作業を再開した。クレモナネット取付穴のピッチ計算とマーキングまで。ちなみに今回は…内周長703mm、目数は34なので、703÷34=20…23(←…は「あまり」の意ね)…

鹿角グリップの状況

10月末に撮影した画像3枚。初回のオイル塗布を撮影したものだったと思う。現在は、すでにネットの取り付けが終わっており、ほぼ完成しているのだが、撮影ができていないのだ。近いうちにいつものCreemaで販売する予定ですので、ご興味のある方はぜひご来店く…

鹿角ランディングネットのグリップエンド加工

ちくわじゃないよ。鹿角ランディングネットのグリップエンドに穴をあけて、ダボ用の丸棒材を圧入接着し、切断して平面を出したところ。 切断前の状態。15mmほど入っている。切りっぱなしの鹿の角は見栄えが悪いので、グリップエンドに木を付けるための前処理…

花梨瘤グリップの切り出し

釣りの季節が終わり、クラフトの季節が始まる、と。早速、ランディングネットのグリップを切り出した。この花梨瘤の材は確か去年手に入れたものだ。瘤杢が綺麗に出ていて、赤い部分と白い部分があり、入り皮が少なく、良い材料だと思う。年内に、このグリッ…

創造と修繕

まだまだ暑いですね。9月中旬でこの暑さは異常だな。そうは言っても、今朝はほんの少し肌寒く感じた。さすがにそろそろ秋になってほしい。新しいランディングネットの話。 鹿角グリップのネットをつくり始めた。フレームをグリップに合わせて粗削りしている…

連休中のクラフトワーク

今回の連休中にやっておきたいことを、初日に書きだしておいた。そして今日で10項目あったうちの7つが完了、いい調子だ。その中のひとつに、「仕掛中のネットをオイル工程まで進める」というのがあった。あともう少しでオイル工程に移れるという状態のまま、…

仕掛中が進まない愚痴と感謝

最近、仕事が大変で、平日にかなり消耗してしまい、土日には必要最小限のことしかできなくなっている。体はほとんど使っておらず、メンタルの負担が大きいだけなのだけど、不思議なもので体もぐったりと疲れ切ってしまうのだ。この仕掛中のランディングネッ…

ももいろサンゴ

土曜日、さっむい中クレモナネットを染めていた。作業を終えて道具を片付けながら、染め上がったネットを椅子の背にかけて干していた。すると… パリパリに凍ってしまったよ。こうなると造形自由自在だ。 自立してしまう。これはももいろサンゴだね(←同世代…

世界三大…

「世界三大銘木」というものがあって、ウォールナット、チーク、マホガニー、だそうだ。 前から組んでみたかった、この三大銘木だけを使用したネット。この週末はオイル仕上げの工程に入った。 撮影を忘れてヒートンの穴を広げたりなんだりしている間に、太…

オイル仕上げ中

カーリーメープルのインナーフレーム接合部。あと1回か2回オイルサンディングする予定なのでもう少しなじんでくれるかな。 今回は平面グリップ。ここも、もう少ししっとりした印象になるはず。すでに機能としては十分、あとは自己満足なのだけど、それでもま…

青系のネット

この週末は新しいテレビが届いたので設置で忙しかった。私は古いほうのテレビにそれほど不満は無かったのだが、しいて言えば、最近字幕が読みにくくなった。これは年相応に視力が衰えているので仕方ない。というわけで機種選択は完っ全に妻に任せていたのだ…

連休中の作業

連休中は毎日休まず少しずつ作業を進めることができた。同時進行で3本製作中で、1本はもうすぐ完成、もう1本がグリップの3D成形中、最も遅れている1本がインナーフレームを貼る作業中。 接合部を斜めに削る。地味だけど美しい仕上がりのために大事な作業なの…

想定より強い杢が出た

連休は作業が進むなあ。今日は製作中の一本がオイル仕上げに入った。 サンディングが完了し、木の粉を拭き取った状態。これが… おお。ギラギラになった。 実はこのグリップはこんなに強く杢が主張する予定ではなかった。材の時はもっと控えめだったのだが、…

わりとリアルなランディングネット価格の話

今年、Creemaというサイトでランディングネットの販売を始めた。ランディングネットは何年も使えるものなので、たくさんつくると自分一人では消費することが難しい。また、ここ数年で自分のつくったネットを何本か試すことで、安心感のようなものができたこ…

鹿の角からグリップの切り出し

鹿の角からランディングネットグリップの切り出し作業。先日完成したネットに使った角と同じ鹿の片割れであり、両方とも根本から2番目の枝分かれ部を使用するので、左右対称でカーブが反対になる。 バイスでクランプして、手鋸でギコギコ…。 こんなものだろ…

カラフル

昨日、土曜日の安曇野は暖かかったけれど、今日は寒い。例年より長かった秋が終わり、そろそろ冬になるぞ、という感じ。これから屋外作業がつらい季節になる。 ずっと前に作って、最近はもう使っていなかった型枠をひと回り小さくきれいにリシェイプしたこと…

染めの週末

この週末のメイン作業はネット染めだった。 これは単色染め。いつものオマケ軍手を添えて乾燥中の図。 3枚完了。グラデーション染めはそれなりに手間がかかる。私は鍋ひとつで染めているので、1日で3枚はわりと大変なのだ。 外作業が厳しい季節になってきた…

ツノの凹凸に合わせて

鹿角ランディングネットはオイル仕上げ工程に入った。というわけで恒例の作業前後比較画像。 これが… こうなった。良いね、ほぼイメージ通りだ。 鹿の角の表面もサンディングしておいたせいかしっとりとした。木のように含侵することはないと思うけど。 これ…

鹿角切断面の処理

鹿角ランディングネット状況、グリップエンド編。 グリップエンドは鹿角の切断面になるわけだが、切ってそのままは少々見苦しい。どうしたものか考えた結果、今回はこうしてみた。 ウォールナットの端材を使って、角の形状に合わせて削り出したところ。(後…

鹿角グリップの進捗

いよいよ寒くなってきたよ。今週は家から見える近くの山も上の方が白くなったし、通勤時のクルマの外気温は1℃まで下がった。 さて、鹿の角のランディングネットの件、帰宅から寝るまでのわずかな時間も使ってコツコツ進めた。 角の形状に合わせてフレームを…

シカノツノ

初めて鹿の角グリップでランディングネットを組んでいる。この鹿の角が私の手元に来たのは数年前のこと。身内に狩猟をする人がいる知人に頼んでおいたら、根元に血肉が付いたホラーな状態で持ってきてくれたんだっけ。あの時は驚いたけど面白かったなあ。な…

クラフトの季節

この連休は雨続きで最初の2日間は家から一歩も出ずに過ごし、おかげで体が休まった。本日、3日目の午後になってようやく雨が上がり、と思ったらすぐに気持ちの良い秋晴れになり、少し庭の手入れをした。草も夏ほどは伸びなくなってきたね。 さてさて。川が禁…

渋滞

作業台に使っている机の上に仕掛中のブツを並べてみた。 インナーフレーム貼り待ちのネットが2本。グリップ3本はフレーム材選定中。 赤いのは製作中の飛礫。なんとなく真っ赤にしてしまったが、完成時に赤い部分はほとんど残らないはず。 奥の花梨瘤材はしば…

世界三大銘木

上から、ウォールナット、チーク、マホガニー。これが世界三大銘木らしい。これらの材について私が認識している共通の特徴として、どれもオイル仕上げ映えする材だということがある。特にマホガニーなんて、今は飾り気のない赤い材だが、オイルを塗布すると…

先週末の木工

安曇野もさすがに暑いですよ。日中はほとんどエアコンの効いた室内にいるので、あまり感じないけれど、少し外に出ると暑いね。 さて。時間が取れずなかなかブログに上げられないでいたのだが、先週の土曜日は木工作業をしてきた。 作業内容はウォールナット…

ショートグリップ

今回は先日アップしたヤツと同時進行でもう一本つくっているのだ。というわけで、先週末のことだけど、いつもの初回オイル前後画像を載せておく。 これが… こうなる、と。 こちらはショートグリップでインナーフレーム無しの軽量タイプ。それにしてもウォー…

玉杢 縮み杢 鳥眼杢

前回の記事でアップした61のニジマスを釣った日の午前中、仕掛中のランディングネットの最終サンディングをしていた。やっとイメージ通りの形になり、オイル工程へ。 さあ、いつもの行くよ。 成形完成時の状態。これが… こうなる。グリップもフレームも杢が…

円柱を底面と平行ではない平面で切断すると断面は楕円になる

今回はネット取り付け用の穴加工の話。見ていただきたいのは鉛筆のマーキング線。最も手前側の左右2本はL字に折れ曲がっている。 これはどういうことなのかと言うと… こうなっているのだ。以前はこんな面倒なことをせず、フレームの内側と外側を最短距離の直…