以前、カーディナル33と3Eのギア比の話を書いた。
この中で少し触れたのだが、
私はサイレント仕様である3Eをカリカリ音仕様にしている。
今回はほとんどニーズが無いであろうこのカリカリ音仕様化の方法について書く。
(画像はすべて実際に作業した2008年当時のものです)
まずこれが購入時の状態。
ここからサイレント仕様に関する部品を外す。
外すのはこれだけ。
ハンドルを正転させるとウォームからストッパープレートが外れ、
逆転させるとストッパーがかかるようになっている。
しかしこれを外しただけではカリカリ音は出ない。
あとひとつバネ部品が必要なのだ。
33(または3)のバネ部品を注文して移植すれば良いのだが、
33のバネを外して眺めているうちに、
なんかこれ作れるんじゃないの?という気になったのだな、きっと。
プライヤーでステンレス線を曲げて作ったのが右側のバネ。
左はお手本にした33のバネだ。
なんだか行けそうじゃない?という気になって組んでみた。
はい、完成。
以上、3Eは比較的簡単な作業でカリカリ音仕様にできる。
あなたの3Eもぜひカリカリさせてしまおう!
驚くのは、14年経過した現在もまだこのお手製バネが入っているということ。
素人が手曲げしたものなのでどうせ長持ちしないと思って作ったのだが、
いつの間にかそんなこと忘れていたよ。
さすがにそろそろ折れるのだろうか。