ランディングネットを染めるのに、いつもダイロンマルチを使っている。
しかし以前から草木染めってのに興味があったのだ。
その日、運転しながらテレビを聴いていると、
杏染めというのを紹介していた。
おー。信州らしくて良いじゃないか。
花で染めるのかと思いきや、枝を使うらしい。
そういえば知人が庭の杏の木を剪定したと言っていたなあ。
ちょうどその知人宅の近くだったので電話して、
まだあるか?少し分けてくれないか?
と聞いてみると、まだある、いくらでも持っていけとのこと。
庭に大量の枝が放置されており、鋸と鉈を用意してくれていたので、
切ったり折ったりしながら小さな紙袋に一杯だけもらってきた。
帰宅してググってみると、あまり情報は見つからなかったが、
つぼみのついた細い枝が良いみたいだ。
良さそうなところを選り分けて短く切りそろえたところ。
これを煮るのだ。
洗濯ネットに入れてぐつぐつ煮ているところ。
よし、色が出てきたぞ。
洗濯ネットを上げて、タオルで濾して、
そこに色のついていないランディングネットを漬け込み、よくもむ。
約15分の後、今度は媒染という作業。
媒染液は熱湯1000gにミョウバン5gを溶かしたものを使った。
ここにまた約15分漬けて、よくもむ。
結局、これを3セット繰り返して、水でよく洗って終わりにした。
じゃーん。
手前が杏染めしたもの。奥は染色前の色ね。
どうなんだろ、これ。
思ったよりかなり薄かったが、まあ色はついたという感じだ。
これが似合うフレームはどんなだろう?