鹿角グリップのランディングネットが完成。
毎度の手前ミソで申し訳ないのだが、
かなりカッコいいぞ、これ。
フレーム材は、神代タモ、メープル、神代タモ。
神代タモは外側内側ともに見事な縮み杢が出ている。
サンドしたメープルはカーリーメープル、つまり縮み杢なのだが、
神代タモと比べると、かなり控えめ。
鹿角の凹凸から自然な曲線でフレームに接続する造形。
グリップエンドはウォールナット。
こちらも鹿角の凹凸に合わせ、スムーズにつなげた。
グリップ裏面。
今回、フレームもグリップエンドも、
かなり入念に「ツヤの出る」オイルフィニッシュにした。
クレモナネットはフォレストグリーンからオリーブへグラデーション染め。
水に浸すとなんとも良い色になる。
鹿角の自然な形状の恩恵にあずかるのであれば、右手持ち。
右手で握った時は本当にしっくりくる。
しかし、おそらく左手ランディングが多数派だと思う。
そこで、左手で握っても違和感が無いように、
パッと見は目立たないレベルで、左持ち専用サムレストを削ってある。
これは今回の造形で一番工夫した点かもしれない。
というわけで、左手で使用することも可能なのだ。
内径27cm×18.5cm、全長42cmの渓流サイズ。
命名「霜畳(しもだたみ)」。