12~3年前かな、庭に比較的大がかりな構造物をつくったことがあり、
残材を家の裏側のちょっと日当たりのよくない場所に放置した。
その中の1本がこれ。
いわゆる4×4(フォーバイフォー)と呼ばれる規格材。
ざっくり言うとヒノキの一種と思えば良いらしい。
木口はひび割れ、苔のような色になっている。
この年末に燃えるゴミとして捨てようと思い、
地域のルールに従って小さくのこぎりで曳くことにした。
そして木口を見て驚いた。
綺麗なものです。木の香りもする。
傷んでいるのは表面だけ。
少し鉋をかければ十分に使用できそう。
無塗装で地面に10年以上放置してこの結果、なかなかの耐久性だよね。
今はイペとかウリンとかだっけ、かなり丈夫な材の話を聞くけれど、
WRCは加工性が良いのも特徴、手加工主体でもなんとかなる。
そういえば初めてつくったランディングネットのグリップも
庭作業で余ったWRCの1×4端材だったなあ。
これです。
釣行後に水洗いする以外はノーメンテで、
8シーズンの間、ビクともしなかった。
尺岩魚も尺ヤマメも尺アマゴも尺ニジマスもすくった、
思い出の多いネット。
今年の始めにウレタンを削り落として塗り直し、
グリップエンドのシェイプを変更して、さらにネットを交換した。
記録を見ていたら今年最初のサカナもこれですくっていた。
今年はたくさんネットをつくったので途中から出番がなくなったけど、
物置の天井で元気にぶら下がっている。
ちょっと話が反れたけど、庭にウッドデッキとかつくるのなら、
そして手加工が多いというのであれば、
ウェスタンレッドシダーがお勧めという話でした。